BlueprintLab Guide

CSVを一括登録する前に見る5つ――「アップロードできた」より先に確認したいこと

ECやCRMのCSVは、開けることより「勝手に変わっていないこと」が大事です。列名、ID、空欄、重複、少数テストの順で見ていきます。

CSVが通った。だから大丈夫――とは限らないんです

CSVを一括登録して「エラー0件」と出ると、ちょっと安心しますよね。ところが、価格列を一つずらしていたり、商品コードの先頭ゼロが消えていたりすると、エラーなしで間違ったデータが入ることがあります。

CSVの怖いところは、壊れているときより“普通に読めてしまうとき”だったりします。アップロード前は、ファイル形式より中身の意味を5つに分けて見ると事故を減らしやすくなります。

1. ヘッダーは、分かりやすさより相手の仕様を優先

`product_name`を見て「商品名の方が分かりやすい」と直したくなることがあります。でも取込先が`product_name`を探しているなら、親切な変更がそのままエラーになります。

テンプレートが配布されているサービスでは、そのヘッダーを残したまま編集するのが基本です。大文字小文字、スペース、必須列も含めて、まず相手の形に合わせます。

2. SKU・郵便番号・IDは“数字に見える文字”として守る

`00123`は計算する数字ではなく、商品を見分けるためのコードかもしれません。Excelはかなり親切なので、数字に見えると`123`へ直してくれることがあります。ここでは、その親切が余計なお世話になるんですよ。

郵便番号、会員ID、GTIN、注文番号なども同じです。編集前のCSVを原本として残し、編集後に先頭ゼロや指数表記を確認します。

3. 空欄は「何もしない」なのか「消す」なのか

空欄の意味はサービスによって違います。空欄なら既存値を維持する場合もあれば、値を削除する場合もあります。ここは見た目だけでは判断できません。

特に一括更新では、空欄を大量に作ったあとで意味を調べるより、先に1行だけ試した方が早いです。

4. 重複は、何を同じ商品とみなすか決めてから

同じ商品名が2行あっても、サイズ違い・色違いのバリエーションなら必要な行かもしれません。逆に名前が違っていてもSKUが同じなら重複かもしれません。

「重複削除」を押す前に、SKUなのか商品IDなのかメールアドレスなのか、同一判定に使うキーを決めます。

5. いきなり全件ではなく、5〜10行で一度通す

本番データが1万行あっても、最初のテストまで1万行である必要はありません。価格、在庫、日本語、空欄、長い文字、画像URLなど、クセのある値を含む5〜10行を抜いて試します。

そこで管理画面と実際の表示を確認してから全件へ進む。この一手間が、戻し作業をかなり減らしてくれます。

アップロード直前の30秒チェック

最後に全部を読み返す必要はありません。列名、件数、先頭と末尾の数行、価格・ID・空欄のような壊れやすい列だけ見ます。

元ファイルと編集後ファイルの行数が大きく変わっていないかも、簡単ですが効く確認です。何か違和感があったら、その時点で全件登録を止めれば十分です。

  • ヘッダーが公式テンプレートのままか
  • 行数・商品数が想定どおりか
  • IDの先頭ゼロ、価格、空欄が変わっていないか

関連するツール・早見表

関連する分野