BlueprintLab Guide
ロゴ入りQRコード、真ん中を隠してもなぜ読める? 作るときに気を付けるところ
ロゴを入れても読める理由と、実際に読めなくなりやすいポイントを、QRの仕組みからやさしく整理します。
QRコードの真ん中にロゴが入っているもの、よく見ますよね。
見た目はかなり良くなるんですが、最初に見ると「これ、QRコード隠してるけど本当に読めるの?」と思います。
実は、ある程度なら読めるんです。
QRコードには、一部が汚れたり欠けたりしても元の情報を復元する 誤り訂正 という仕組みがあります。
ただし、ここで「じゃあ真ん中を好きなだけ隠していいんだ」とすると、普通に読めなくなります。
最初はロゴを小さめに置くのが安全です
ロゴサイズに「絶対ここまでなら大丈夫」という数字はありません。
QRに入っている情報量、誤り訂正レベル、印刷サイズ、ロゴの形、色、カメラ性能で変わるからです。
なので最初は中央に小さめのロゴを置いて、実際に読み取ってみます。
目安として20〜25%程度から始めると扱いやすいです。
読めたからといって一気に大きくしない方がいいです。PC画面では読めても、名刺サイズに印刷したら急に厳しくなることがあるんですよ。
角にある大きな四角は、なるべく触らない方がいいです
QRコードの3つの角にある大きな四角。
あれ、デザインではありません。
カメラが「ここにQRコードがあります」と見つけるための重要な目印です。
ほかにも、読み取り位置を合わせるためのパターンがあります。
ロゴがそこへ重なると、誤り訂正を高くしていても読みづらくなります。
BlueprintLabの ロゴ入りQRコード作成 では重要部分を避けるように配置しますが、最後は実機で読めるか確認するのが確実です。
「誤り訂正Hなら安心」でもないんです
QRコードの誤り訂正には L / M / Q / H があります。
一般にHへ行くほど、欠けた部分を復元しやすくなります。
なのでロゴ入りQRならHはかなり有力です。
ただ、ここにちょっと落とし穴があります。
誤り訂正を増やすと、QR全体のマスが細かくなることがあります。同じ30mm角で印刷するなら、1マスが小さくなるんです。
そうすると今度は、印刷のにじみやピンぼけに弱くなることがあります。
「Hにしたから絶対大丈夫」ではなく、Hにしたうえで、十分な大きさを確保する。この方が安全です。
QRの周りの白い余白、これもかなり大事です
デザインしていると、QRのすぐ横まで文字や枠を寄せたくなります。
でもQRの周囲には、背景とコードを見分けるための空白が必要です。これをクワイエットゾーンと呼びます。
名前はちょっと難しいですが、要するに 「QRの周りを少し空けておく」 ということです。
ここへ写真の柄や太い枠が食い込むと、読み取りにくくなることがあります。
ロゴの大きさを悩む前に、外周の余白を確保した方が効くことも多いんですよ。
色は黒でなくてもいい。でも差はしっかり付けます
濃い紺や濃い緑でも読めることはあります。
大事なのは、QR本体と背景の明るさの差です。
- 濃い前景 + 明るい背景 → 読みやすい
- 薄いグレー + 白 → 読みにくい
- 写真の上へ直接載せる → 場所によって読み取りが不安定になりやすい
ブランドカラーを使いたいなら、まず濃い色で試すのが無難です。
画面で読めたら終わり、ではありません
ここが一番大事かもしれません。
QRコードって、使われる場所で条件がかなり変わります。
- スマホ画面
- 名刺
- チラシ
- ポスター
- 商品パッケージ
- 店頭POP
同じQRでも、印刷サイズ、照明、距離、紙の質で読みやすさが変わります。
なので完成したら、実際に使う大きさで一度読み取るのが一番確実です。
まず試すなら
- ロゴ入りQRコード作成 — 中央にロゴを入れてQRを作る
- デザインQRコード作成 — 色・形・見た目を調整する
- QRコード読み取りテスト — 作ったQRが実際に読めるか確認する
- 標準QRコード作成 — まず普通のQRで内容を確認する
ロゴ入りQRは、見た目と読みやすさのバランスです。デザインを攻めるなら、最後に読み取り確認までセットでやる。これが一番安心です。